自分の夢を壊すのは自分
下の娘は4年生なのだが、将来の夢が溢れ出ている。
ディズニー大好きなので、ディズニーランドのキャストさんになりたい。ムーミン大好きなのでフィンランドに住みたい。おしゃれな街なので横浜に住みたい。沖縄に移住したい。
将来が明るい子どもたちにとって、これらは全て他愛ない妄想ではない。全て叶う夢だ。
だが、本気でこれらの夢を叶えようとしたとき、もうすでに今の小学生からの道がつながっていることを伝えなくてはいけないと私は思っている。
キャストさんになるには当然英語が必須になるだろう。フィンランドに住むにも当然語学が必要。
横浜に住むにも、高い家賃を払える収入を得る仕事に付く必要があるし、仕事の少ない沖縄に永住するにも、そこで稼いでいく力をつけなくてはいけない。
その力をつけるには、今の小学生の状態から培っていくしかない。
人間は20歳くらいに急に生まれ変わることはできない。子供の頃勉強しなかったやつは大人になってもしない。現在は過去からの積み重ねで、全てつながっている。これはどんな大人も後になって気づく。
それではかわいそうだ。
残念ながら下の娘は自主的に勉強することをあまりしない。奥さんが強く言ってもそれでもやらないことが多い。
それでは楽しい人生は待っていないと、なんとか気づかせてやりたい。
先日、多少キツいこと伝えた。今のままではやりたいこと何一つ叶わないよと。
いいよ~夢は願えばなんでも叶うよ~と無責任な励ましをしても意味がない。
どう伝わるか怖かったが、ある程度の現実は教えてやらねばならないと思う。
大人になってから戦う武器は、自分の過去に行ってきたこと以外に持っていない。
勉強が全てだとは決して思わないが、勉強はできたほうが人生の選択肢は格段に広がるよ。
この親心はなかなかわかってもらえないんだけどね。