子育てのシステムエラー
私はモチベーション、根性、気合いで物事を乗り切ろうとすることには、以前のブログで書いたように、それでは無理だと思うし、あまり効果を感じない。
朝寝坊する子供 なんで起きないの!目覚ましかけないの!と怒る。
子供は起きないんじゃない。起きれないんだ。
気合が足りないとか、やる気が足りないとかではない。要は睡眠時間が足りていない。
起きれないのは夜寝るのが遅いから。なら早く寝ればいいではないかと思うが、結局、早起きするための仕組みづくりができていないから、気合で無理して起きても長続きしない。
うちの4年生の娘は松江塾の音読を今まで夜やっていた。夜と言っても9時過ぎることも。
当然学校も行ってるし、そんな時間からは疲れちゃっててもうグダグダ。読めない漢字は出てくるし、イライラMAX。それにつられて奥様もイライラMAX。
結局やらないで寝ちゃうなんて日々が続いていた。
なら学校帰ってすぐやればいいと思うが、その時間は奥様は仕事で不在、音読するにしても、1人では読めない漢字があるからやりたくてもできなくなってしまう。
結局奥様が隣についてあげなければできないので、必然的に夜になってしまっていた。
要は音読をするためのシステムが破綻しているということだ。
なので、生活の仕組みを変えてみた。
朝活。学校の支度をするさらに15分前に起きて、音読をする。頭もリフレッシュされてるし、奥様もいる。
そして夜、娘と奥様の音読の攻防時間がなくなった分、早く寝ることができる。
その仕組みに取り組んで約1ヶ月。なんとかそのシステムはうまく回っている。
人は必ず失敗をするもの。
でも、失敗やミスは仕方ない。それは人間だから。でもそのミスを極力減らすための仕組みを考える。
勉強をやらないのは子供が悪い訳では無い(例外はある)毎日淡々とやるためのシステム作りを親が用意してあげられてないからだ。
親の役目は子供をガンガン叱って鞭で叩くことではなく、最適な仕組みを作ってあげ、無理なくこなせる環境を作ってあげることだと思っている。
更にいうなら、親が完璧な仕組み作りをしてあげた上で、子供が最高のモチベーションで取り組んだらどうなるだろうか。
うちの合言葉は、歯を磨くように、トイレに行くように、お風呂に入るように、当たり前に音読をしようと言っている。
仕事においても、できないのは気合が足りないからだ、と思う前に、成果を出せる仕組みを作れてないからではないかと考えると、少し人に寛容になれる気がする。